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2013-10-15

MANSAIボレロへ行ってきた感想を書いてみた

びわ湖ホール 開演15周年記念コンサート。
沼尻竜典と野村萬斎の豪華共演のよる“MANSAIボレロ”。
沼尻竜典(指揮)日本センチュリー交響楽団 × 野村萬斎。

オーケストラと狂言師の舞のコラボ!?
予備知識が全くなかったのでどんなんだろう?と興味津々。
曲目は「ボレロ」。

ボレロの静かな出だし。
動きの地味な「舞」・・・
たまにドンと足で床を鳴らす音にちょっと違和感。

このコラボはあり?
と最初はいぶかしんだが、
静かだったボレロがフルオーケストラの演奏へと盛り上がるに従って、
舞と曲がひとつになっていった。
髪を振り乱した萬斎さんの渾身の舞にボレロが重なる。
そして最後は飛び上がった萬斎さんがそのまま宙に消えた。

拍手喝采!
ブラボ〜〜〜〜〜〜ォ

野村萬斎さんのファンというわけでもなく、
狂言のことも全く知らないわけだが
彼が素晴らしい声の持ち主であることは知っていた。
でも今回はその素晴らしい「声」がない。
それを残念に思っていたのだが、
「舞」で完璧に魅せてもらった。

「舞」が終わった後、舞台を作り変える間に、
沼尻さんと萬斎さんのミニトーク。

沼尻さんはびわ湖ホールの芸術監督であり、
今年8月よりドイツ・リューベック歌劇場の音楽総監督にも就任された。
一方、萬斎さんも世田谷パブリックシアターの芸術監督をなさっており、
共通の「悩み」を持たれているようだ。
芸術監督は「芸術」だけを考えてるわけにはいかず、集客・経営という困難もあるという
お話であった。
沼尻さんはトークは今回も面白かった。

そして舞台も整い、沼尻さんピアノ×オーケストラの
モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.382

ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」でコンサートは終了した。

これだけ魅せてもらって聴かせてもらって料金は¥3.000!
さすが15周年企画です。

ありがとうございました。

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